富士ソフトABCの野澤宏会長兼社長の言葉です。日経ビジネス1月31日号の特集を読みましたが、「ハイエナ経営」「明るい弱肉強食」など、大企業になってもベンチャーの貪欲さ、柔軟性を失わないための独特の社風が強さの秘密のようです。
上記の人事部は不要という発言も、一つ一つの部署をプロフィットセンターとし、その長であるリーダーが限られた予算の中でリクルーティングとOJTを行うことにより、リーダーの成長と組織力の強化につながるという考えなのかもしれません。与える肥料と水を最低限にして美味しいトマトを作る永田式農業に似ていますね。

そう考えると富士ソフトABCのように各部署に人事権を与えている会社や、ベンチャーで採用に力をかけられない会社のために人事のアウトソーシングをする会社が成り立つような気がします。研修や人事評価もオプションでサービス。間接経費を圧縮したい会社は多いでしょうから、ビジネスチャンスはあるかも。

おまけ  日経ビジネスの記事の中で「これまでの客は雑魚だった。これからはクジラを取りに行く」という顧客を品定めするような発言があり、こんなの載せていいのか?
思っていたら案の定、HP(http://www.fsi.co.jp/)で謝罪しています。

そりゃそうでしょ。