バカ売れしている訳ではありませんが、
根強い人気のマンガ、『絶望に効くクスリ』
私も大ファンです。
先日、その8巻が発売されました。
今回も有名、無名を問わず、『絶望に効くクスリ』を
作るためのヒントを持ったゲストに取材しています。
なかでも、今回の目玉は、世界で一番有名な日本人、
オノ・ヨーコ氏。
ジョン・レノンの奥さんとしてのイメージが強いオノ氏ですが、
本業は前衛芸術(アヴァンギャルド)家。
ジョンとの出会いも彼女の個展にジョンが訪れたことから。
でも、前衛芸術(アヴァンギャルド)ってなんなのでしょう?
それについてこのマンガの作者、山田玲司氏が
いいことを言ってくれています。
「たとえば、君がどうせ世の中はこんなもんだろ…
とか思ってあきらめてしまっているなら
僕は『前衛』をおすすめしたい。
人間は弱くてナマケモノだから。
これはこう、と決めてしまって、
すぐ安心しようとしてしまう。だからすぐ
「中卒じゃ人生おしまいだ」とか、
「デブはもてない」とか…
「空は青」で「ポストは赤」で、
「イチローは天才」とか!!
決めちゃったら考えなくてすむけど…
そこで脳は止まるし、人生も止まる
そんな『当たり前』だとされる常識をぶっ壊すのが、
前衛芸術(アヴァンギャルド)なのです。」
なるほど。
何でも決め付けずに、ときには常識を疑っても
自分で柔軟に考えるというのが
前衛芸術(アヴァンギャルド)の基本精神なんですね。
自分も30代も半ばになって、なんでも決め付けて
あきらめることも多くなってますが、
自分で考えることを忘れずに行きたいものです。
いやあ、やっぱ『絶望に効くクスリ』は効くなあ
- 絶望に効くクスリ 8
- ¥619
- 株式会社 ビーケーワン